「怖い顔をしないでおくれ?」
貴方はそう言って私に優しく微笑みかける。
「君は何が怖いのかな?」
私は答える。
「この世の全てのもの…とか」
貴方は言う。
「なら僕の存在も怖いのかな?」
意地悪そうな笑顔を浮かべながら…。
昔から貴方には負けてばかりの私。
「アリス、ほら見て空が晴れてきて虹がでているよ」
嬉しそうにそう報告してくる貴方。
そう、昔から…この人には敵わない。
落ち込んでいる私の気持ちをいつも解ってくれるたった一人の私の大事な人。
私は小さく言った。
「…いつも、ありがとう」
「何か言った??さあ紅茶もはいったし、君の好きなカヌレもあるよ。」
「しょうがないからお茶に付き合ってあげる!」 そう言って誤魔化す。
本当はとてもとっても、嬉しいよ。いつもありがとう。大好きだよ。
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