君と初めて出会ったとき。
私は心を奪われた。
君の仕草、君の表情。
どれも、とても可愛らしく映った。
君と過ごして2年半が過ぎた。
たった2年半、されど2年半。
短い時を君は精一杯生きていて。
お別れの時間が、刻一刻と迫っていて。
色々な思い出が蘇る。
涙で濡れた僕を君は自由に動けない体でも尚、励まそうとしてくれて。
想い出の中で君は永遠に生き続ける。
大好きだよ、ずっと忘れないよ。
沢山の笑顔をありがとう。
Good night slowly。
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いつもあなたは優しさをくれる。
私は何も返せない…。
罪悪感だけが募る日々。
「消えてしまいたい。」
その時あなたは言った。
「困ったとき、泣きたいとき、いつでも話してね。だって…」
そう笑顔で言ってくれた。
ありふれた、当たり前かもしれない言葉を聞いて。
だけど、私は特別 嬉しくて。
幸せな気持ちになれて。
一言。
「ありがとうと」言った。
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そんなあなたに憧れて幾年がたち。
私は結婚し、幸せに暮らしていた。
私は彼に言う。
「困ったとき、泣きたいとき、いつでも話してね。だって私はあなたのお母さんだから。いつでもあなたの味方よ。」
今は亡きあなたの面影を抱きながら。
受け継がれていくであろう言葉を胸に。
今日も我が子と一緒に、歩いてゆく。
私の心の奥底には、捨てられてしまうという恐怖がある。
(今日は雨か…。)
こんな日はとても憂鬱になる。
辛いし、苦しい。
話を聞いてくれる人はもう、居ない。
お薬も、効かない。
のんでものんでも効いてこない。
オーバードーズ…。
分かっていても、薬をのんでしまう。
誰か、誰でもいいから。
(助けて…)
泣きながら。
祈りながら。
怖い怖い。
お願いだから。
怖い怖い。
私を見捨てないで。
薄れゆく意識の中へと。
私は目を閉じた。
貴方は今幸せなんでしょうね。
だから平気な顔して笑いかけるのでしょう。
私は卑怯で卑屈で臆病なんです。
私は貴方の幸せなんか願えません。
でもそんな自分を変えたい。
心から、大好きだった貴方の幸せを願えるようになりたい。
忘れることはできなくても。
いえ、忘れたくはない。
忘れようとしたら、私自身を否定してしまうことになるから。
どんな私も受け入れて、この長い人生を終わりへと進んでいかなくては。
いつか、いつかは貴方と過ごした時間を楽しかったと。
貴方の幸せを心から願える日がくると信じて。
私は今日も生きていく。
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