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ひとりぼっちの犬
朝が来る。


カーテンを開けてもらって、さぁ楽しい時間のはじまりだ!


ぼくをみて!!


ねぇねぇ、ぼくをみて!?


そっちじゃないよ!!こっちだよ!!


僕は叫ぶ。


「こいつ煩いな。あっち行こう。」


僕の周りから人が消える。


負けずに叫ぶ。


ぼくをみて!!ぼくをつれてかえって!!


「こいつ不細工だな笑 絶対に家族なんて、決まらないよな」


何を言っているかはわからないけど、蔑んだ目をされてるような…。


やがて夜が来る。


カーテンが閉まる。



今日も僕は一人寂しく、床に就く。


おやすみなさい、きっと明日は。


明日こそは温かい家族にむかえてもらうんだ…。



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欲望。
皆結局同じ。


 欲望の塊で。


 自分の思い通りにいかないと。 


 拗ねる、怒る、怒鳴る、泣く。 


 マイナスの感情。


 それしか残らない。


 それしか残らない世界なら要らない。 


 必要ない。


 そうぽつりと言葉を垂れ流し、手首を切る私も。 


 欲望のまま死を選んだ。




繰り返しの恋。
繰り返すという行為。


私は それ が嫌いだ。


だけど…君を忘れることが出来なくて。


無理だけど、無理にしたくない…。


溢れる気持ちが抑えきれない。


だから。


もう一度君に触れてもいいですか?


叶うことはなくてもいい。


もう一度だけ、私に笑顔をください。




食事。
人間は食べるという行為をする。


豚も、牛も、鳥も、魚も…etc…。


人間だけじゃない。


動物ですら、食べるという行為をする。


それは、しょうがない事。


生きていく為にはどうすることもできないこと。


だからね、そこには感謝の気持ちがあるの。


私も同じ。


私も感謝の気持ちを込めて、食べる。


骨の髄までしゃぶりつくして。


あなたを食べる。


今日も、明日も、食べる。


手、足、お腹…etc…。


そして感謝の意を込め言う。


「ごちそうさまでした。」




拝啓、大好きな君へ。
ただの幼馴染。


初めはそうだったのに。


いつしか、君が笑うとつられて自然に笑顔になる。

君が泣くと僕は胸が締め付けられる。


君の言葉一つで、一喜一憂している僕。


僕は気づいてしまったんだ。


彼女を大好きだということに。


だから。


「僕はずっと夢ちゃんが好きでした!付き合ってください…!」


彼女は言う。


「ありがとう、嬉しいです。これからデートも沢山しようね?ぁ、浮気なんてしたら絶対に許さないんだからね(笑)」


幸せの絶頂にいた僕たち。


今日が二人の記念日。


何かが、変わろうとしてる運命。


これから本当に楽しみだ…。


と思っていた。


そんな中、君が事故にあったとの連絡。


僕は急いで病院へと向かう。


息を切らして病室のドアを開ける。


ベッドに横たわる君。


「夢ちゃん?」


彼女の名を呼ぶ。


彼女の周りにいた家族がこちらに気が付く。


「ルイくん、来てくれたんだね。ありがとう…」


「あの…!!夢ちゃんは…寝ているだけですよね…?」


彼女のお父さんが言う。


「ルイくん…夢は…今、息を引き取ったばかりだよ…」


悔しそうに泣いている夢ちゃんのお父さん、嗚咽交じりに夢ちゃんの名前を呼ぶお母さん。


「嘘だ…!!昨日僕は君に好きだと伝えたばかりで、こらからが楽しみだね。ってそう笑いあったじゃないか…!!」


取り乱す僕を彼女のお父さんは無言で肩に手を置いてくれた。


目の前が真っ暗になる。


気が付くと僕は家に居た。


どうやって帰ってきたか解らない。


君のいない世界で僕はもう生きてはいけない。


絶望。


その言葉がぴったりだ。


ベランダにでて柵に足をかける。


このまま飛び降りて、そしたらきっと夢ちゃんと会えるだろうか…?


ふわりと柔らかい風が吹いた。


僕の頬をなでた。


涙が溢れた。


ルイくん ダメだよ、私の分まで生きていて欲しい。


そう聞こえた気がして。

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そして幾月か季節がながれ。


君のお墓に花を添える。


「夢ちゃん今日僕はね…」


僕は日々の楽しかったこと、悔しかったこと、面白かったことなど色々な話した。


ありがとう。君を好きになれて僕は短い時間だったけど幸せでした。


今度会う時までにもっと色々な話を持ってくるからね。


それじゃあ、また。


伝えられぬ想い
辛い怖い消えたい。

今夜も色々な感情に押しつぶされそうになる。


息をするのもしんどい。


「こんな僕でも生きていていいのでしょうか?」


君に問う。


「その答えはわからない…だけど友達だから生きていてほしいと願うよ。」


その言葉を聞いて僕は泣いた。


人前で泣くことはもうずいぶんしていない。



だけど君を前にしたら涙が溢れてきたんだ。


「大丈夫?」


君が心配してくれる。


でもそこに愛はないとわかって。


屑みたいな僕だけど。


マイナス思考すぎる僕だけど。


そっと心の中で呟く。


(どうか君を愛することを許してください。)




泣くと無く
君と出会ったのは初夏。

段々と気を許して、仲良くなって。

愛してるって言って。

愛してるって言われて。

幸せだなぁ、とそう思っていた秋口。

君は僕を拒絶し始めた。

(なぜ?)

僕の頭にはその言葉しか出てこない。

訳もなく拒絶する君。

さみしい。

辛い。

悲しい。

死にたい。

色々なマイナスな感情があふれ出る。

きっと訳もなく。ってことはなかったんだよね??

きっと、僕が悪かったんだよね?

だから。

ごめんね、許してよ。

僕が、僕だけが悪かったから。

もう一度、君に。

もう一度、優しい君に戻ってよ。

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僕は泣く。

えんえんと泣く。

でも君からのYESの答えは無く。

さよならという答えがそこにはあった。



I LoveYou
決断はいつも自身がしなくてはならない。

そんなことわかっていたはずなのに。

いざ、決断しなくちゃならなくなったら。

できない自分がいて。

悔しくて、辛くて、消えてしまいたくなって。

楽に、なりたくて。

でも、逃げは許されない。

今回は、今回こそは。

逃げてはならない、絶対に。

弱い僕だから、沢山泣くだろうけど。

君に。

君への最善を尽くすことを誓うよ。

愛してるよ。

親子
蝉の声が遠のく。

もうじき秋が来る。

壊れそうな君を、そっと抱きしめる。

包み込むように。

そして囁く。

「さよなら 私大切な家族」

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蝉の声が遠のく。

もうじき秋が来る。

震えているあなたにそっと抱きしめられてる。

離れていく背中をみて、僕は呟く。

「大丈夫だよ?いい子にしてるから…」


命。
苦しい。

深く深く おちてゆく。

脳内に響く 不協和音。

こんなに苦しいなら、もうやめてしまいたい。

もう、消してしまいたい。

苦しい 苦しい。

深く深く闇に降りてゆく。

藻掻く 藻掻く。

やがて、空気を吸うのを自らやめる。

そして生きるのすら自らやめる。

「さよなら、私。」

そう言って命から解放された。
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