愛おしい。←→狂おしい
紙一重。
君と出会ったのはある夏の日。
お互い会った瞬間、恋に落ちたね。
君と過ごす時間。
とても大切な宝物。
なのに、どうして?
日々すれ違っていった。
そして、遂に。
君は違う人をパートナーとして選んだ。
僕は…君に捧げた、この心は。
ボロボロと、ぐちゃぐちゃと、剥がれ壊れていく音がする。
この心はいつからこんなに黒に染まってしまったのだろうか?
もう、戻れない。
いや。もう、戻らない。
君が綺麗なうちに、僕だけのモノに。
愛しているよ、僕だけの、お姫様。
欲しがる。
今日も欲しがる。
君の愛を。
でもタダの欲しがりで。
それ以外、君以外。
要らない。
そんな言葉を並べて、今日も欲しがる。
愛して。滅茶苦茶に欲して。
そんな言葉を並べ、今日も迫る。
寂しくなって。
また欲しがる。
君を、君だけを。
君以外、要らない。
君以上は居ない。
君だから欲しい。
気持ちい事をして、愛した気になって。
気持ちい事をされて、愛された気になって。
でもね?タダだから。
バイバイされても、傷つかないよ。
欲しがる。
もっと欲しがる。
君の、君たちの愛を。
要らない。
君以外、君たち以外なんて。
そんな薄っぺらくも儚い言葉をならべ今日もまた一人。
眠りにつく。
いつか、いずれ私だけの王子様に出会えますように…と。
愛してたけど。
私はいつしかあなたを愛せなくなっていた。
あなたは私にとても素敵な笑顔をくれた。
いつもいつも、笑顔を振りまいてくれていた。
私はそんなあなたをみていて、物体がいる。そこに居るだけの存在。
と思うようになってた。
私は遂に耐えられなくなった。
別れて数日たつ、ずっとあなたの面影を。
目で、手で、探してしまう。
私は手を完全に話したわけじゃない。
でもあなたが話してしまいそうで怖い。
涙が溢れる。
傍にいれなくて、ごめんなさい。
いつか、きっと迎えにいくから。
私ももっと強くなってあなたを迎えに行くから。
ちょっとだけ、そこで待っていてね。
君が大好きです。
その言葉を言おうとして、いつものみこむ。
君との関係が切れてしまうなら、このままでいい。
切ない。
寂しい。
苦しい。
だけど。
君と話してるとね、とっても心が温かくなってくるんだ。
だからいつも、今日だって。
君からのメッセージを待つ。
何十分、何時間だってまつよ?
大事な、君からの言葉を。
泣く泣く泣く。
君の華奢な首を締め上げる。
心が痛む。
それは嘘。
泣く泣く泣く。
本当はしたくなかった。
けどしょうがない。
君が泣くから。
僕はどこに助けを求めていいかわからずに。
ただ泣き止んでほしくって。
君の小さく細い首を締め上げる。
やがて泣き止む声。
やがて力が弱まる両手。
君の顔をみて、ほっと一安心。
今日も雨。
まるで私の心を映したかのよう。
独りぼっちになる夜は、不安定になってしまう。
だけど、不思議だね。
君を想うと、君の笑う顔をみていると。
暗闇にそっと光が灯るように。
それは、その光は。
徐々に大きくなっていき。
やがて真っ黒い世界から、真っ白い世界になる。
心から思う。
これは。
これこそが愛なのだと。
君よ、産まれてきてくれてありがとう。
君よ、存在してくれてありがとう。
君よ、願わくば永遠に私の傍に…。
今日も雨。
まるで私の心を映したかのよう。
2人ぼっちの夜は、幸せな気持ちになっている。
眠る君の頬にそっとキスをする。
独りぼっちとは違う。
幸せな時間。
これからも永遠に続きますように。
空を見上げる。
数多の星が、きらきらと輝いている。
「あぁ…僕はもう駄目なんだ」
そっと口から零れた音は、虚しくも空へと消えた。
もう届くことのない、想い。
もう触れられない、君。
それは二度と、叶うことない…。
ぽつり、ぽつりと溢れてくる冷たい雫。
風が吹く。
そんな風の音に乗り。
「ねぇ…」
君の声が聞こえた気がして、空を見上げた。
(流れ星…?いや、これは…!)
僕の頭上に沢山の流星群。
この世界をどれだけ憎んでも、君はもう居ない。
だけど、少しでも前を向いて歩いて行こう。
君が愛したこの世界を。
僕が愛した大切な君の世界を。
さぁ。はじめまして、世界。