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復讐劇の開幕
とあるサーカスの団員の僕。


新人という事もあり雑用ばかり。


それだけなら、まだ我慢できていた。


僕には想い人が居た。


それを同僚に知られてしまった。


こんな事になるなんて、僕は予想もしてなかった。


先輩に呼び出された。


怖々指定の場所に行くと…。


そこには大切な僕の想い人が、陵辱されていて…。


僕の意識はそこで途切れた。


次に目が覚めた時には血塗れの僕。


急ぎ想い人を探す。


そこには布切れに身を包みガタガタと震える体、隙間からは、こちらを真っ直ぐに観ている怯えた瞳。


僕が手を伸ばそうとすると、貴女は小さく悲鳴をだす。


怖がらせる気はなかった。

ふと傍に割れた鏡があったので自分をみる。


血みどろでぐしゃぐしゃな頭。


(誰?)


コレは、ボク?


違う違う、チガ…ウ。


コレはタダの化け物ダ。


そう言って首を掻っ切った。


さあさ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。


素敵な素敵な、悲劇な舞台の始まり始まり始まり。
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貴方を想う私の愛。
貴方の笑顔。

それはとても優しく温かいひだまりみたいだった。


貴方の優しさ。

誰よりも一番に私を気遣い、心配してくれた。

そんな貴方はもう私の傍にはいない。

毎夜、夢を見る。

その夢はとても心地の良いもので。

貴方と私が主人公で。

起きた時、胸が苦しくなるくらい。

「この夢が、本当の本当の事だったらよかったのに…。」

いい加減こんな自分に涙が出てくる。

でもそれはきっと貴方をまっすぐ愛していたからだと思う。

さて、今日は貴方が旅立った日。

貴方が生前に褒めてくれた服をきて、貴方の元へと向かう。

洗脳
貴方の心の奥深く。


一番深い底の底。


私は潜りたい。


今なにしているの?


今はだれと居るの?


今はだれを想っているの?


そこに私は居るかしら?


居たとしたら嬉しいな。


だって私は、貴方の一番の良き理解者だから。


ほら、こっちにおいで。


今日もこうして貴方を呼び続ける。


心の奥底
楽しかったこと。

嬉しかったこと。

悲しかったこと。

悔しかったこと。

全て、全てを心の奥底に押し込む。

そしてまた。

繰り返し繰り返し。

心の奥底に詰め込む。

そうしていくうちに、忘れてしまう。

私は今日も知らぬ顔をして、貴方との思い出にさよならしてゆく。



夢と現実と果実。
溺れる。

君の表情、会話、仕草…その全てに溺れてしまう私。

これ以上、踏み込むと辛いだけなのに。

これ以上、あなたに近づくと傷つくだけなのに。

この気持ちに嘘はつけない。

ゆっくりと落ちてゆく。

深い、とても深い海の底みたいに。

どうすればこの気持ちに逆らえるのか。

どうすればこの感情を止めることが出来るのか。

否、止めることなどもはやできない。

そこまで落ちて、溺れてしまっている私。

もう後戻りはできないのだ。

それなら、いっそうのことこのまま狂ってしまえばいい。

そう考えながら、私はまた目を閉じる。
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